一 あゝ玉杯に花うけて
緑酒に月の影やどし
治安の夢に耽りたる
栄華の巷 低く見て
向ヶ丘にそそり立つ
五寮の健児 意気高し
二 芙蓉の雪の精をとり
芳野の花の香を奪い
清き心の益良雄が
剣と筆ととり持ちて
ひとたび起たば 何事か
人生の偉業 成らざらん